時が粛々と流れていた
絹の衣は、まだ起きやらぬ街並みを優しく包む。 麓を覆い尽くすのではなく、ゆっくりと流れる雲。 街並みを撫でるように、あくまでもゆっくりと動いて行くその様は、海中を遊泳する マンタを連想させた。
10月16日にもう一度行ったのですが、見ることができませんでした。結局この日も、 雲海と呼ぶのには少し物足りない雲の量でしたが、眼下を雲で埋め尽くすのではなく、 薄っすらと隠す感じが場所感を失わせてくれるという、夢幻さを醸し出していたように感じました。 「海中を遊泳するマンタ」それを海の中で見ている、そんな感じ、、、。2時間ほど見ていました。 ただ見ていたいました。自然は刻一刻と姿を変えて僕の前に現れる。その変化を追っていると、 形というもののなんと虚しいことか、などと考えました。