歴史と自然と温泉の街、熊本県菊池市は九州の小京都とも言われています。中国の前漢を滅ぼした 王莽(在位14年〜24年)の頃つくられた銅貨「貨泉」の出土から、一世紀それ以前より強力なクニが あったと考えられています。(参考文献:「菊池の歴史遊歩」菊池市教育委員会発行)
西日本一の景勝と言われる菊池渓谷は、菊池市内から車で約20分ほどの、標高500メートルから 800メートルの間のあります。四季折々の変化をみせるこの渓谷は「日本森林浴の森100選」 「日本名水百選」「日本の滝百選」「水源の森百選」に認定されています。
清澄な水、その流れる音、時折鳴く鳥の声、木々の間から漏れる日が水面に光る。 「ここにいると時のたつのを忘れる」、そんなありふれた言葉では表現できない空間。 逆に、ここにいると、時というものを意識してしまう。自然のつくりだした色、形、音、 感じられるもの全てが、長年の時を経て創作された。 それは見るものの身体にまとわりついてくる。そして身体の内部へと潜りこんで、記憶となる。