〜電車が通り過ぎる、遮断機が上がる、そこにはやはり思ったとおりの風景がある。たしかに時間は 変化しているのだが。〜
熊本市松尾町、国道501号線沿いに百貫というところがある。坪井川の河口に近い集落なのだが、 その地名のついた踏切が熊本市春日六丁目(春日六丁目、二丁目、田崎本町、田崎一丁目の境界線周辺と いうほうが正確だが)にある。
なぜ遠く離れた春日の地に百貫の名前があるのか、「春日の旅」の途中に不思議に思ったのが、百貫電車との出会いであった。
次の年表を見ていただけば分るのだが、1912年熊本軌道株式会社が田崎、楢崎間に軽便鉄道を敷設したのが百貫電車の 始りである。現在はその面影もなく、そのことを知る人も少なくなっているようである。
百貫は江戸末期から明治にかけて海の玄関として栄えていたそうで、百貫港に着いた物資は積み替えられて坪井川を遡り 熊本市内へ運ばれたそうである。現在の百貫は国道501号開通に伴い、港であった場所も埋め立てられていて繁栄してた であろう当時の面影もなく、静かに佇んでいる、そんな感じがした。
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