用土、肥料

シャコバサボテンの土
シャコバサボテンは着生植物と言って、岩や木に根を張って育つ植物です。ですから根は常に空気中にあると 言っていいでしょう。そのような植物を鉢の中で栽培するのですから、用土は水はけと通気性の良いもの 使用すると良いでしょう。病害虫などよりも根腐れや根詰まりにより枯れることが多いことを考慮しても、 この土選びが栽培の基礎となることは疑う余地のないところだと思います。

植物の根は呼吸しています。そのためには土の中に酸素がある状態を作らなければなりません。 (用土については、東京都農林総合研究センター 「土つくり」をご覧になられるとよいかと思います。 簡単な用土の作り方として、基本用土の赤玉土中粒と鹿沼土中粒を使用して、改良用用土の腐葉土を1:1:1の 割合で等量配合するというのがあります。 この等量配合用土を、栽培する地域の気候、そして栽培する人の性格に合わせて用土の割合を変えたり、 他の用土を混合していくと方法があります。

最も簡単なのは市販の培養土を使用することです。わたしも市販のものをベースに使っています。 しかし市販のものといっても数多く販売されていますので、どれがご自分に適しているのかの選択が 難しいと思います。配合原料名を見ただけでは難しいので、購入後鉢に入れて水はけが悪いようでしたら、 軽石中玉などを混ぜるといいと思います。市販の培養土が必ずしも最適ではないので、いろいろと 試されるのがよいかと考えます。

肥料
つぎに肥料ですが、施肥は成長期の4月から行い、肥料効果が7月中旬までという方法をとります。 7月中旬までという理由は8月になると高温期になり、シャコバサボテンの成育不適期ですから、 肥料が効きすぎると根腐れの原因になるからです。エードボールなどの置き肥は4月に施したら、 次は6月に施して、そして夏を越させるようにします。液肥は水やり3回から4回につき液肥1回ぐらいで よいでしょう。わたしはエードボールとハイポネックス5:10:5を使用しています。

微量要素
植物の成育には上記エイドボールやハイポネックスなどの主成分である窒素、燐酸、カリウム (他にカルシウム、マグネシウム、硫黄)などのように多量に必要とする栄養素を多量要素と、 マンガン、ほう素、鉄、亜鉛、銅、モリブデン、塩素、ニッケルのように少しだけ必要とする 微量要素がないと成育障害を起こすことがあります。また、微量要素は少ないときだけでなく、 多すぎても障害が発生します。

微量要素欠乏や過剰による生理障害は、各要素ごとに症状が違ってきますし、それが複合的な ものだったりしますので、なかなか原因を特定するのは困難であるよう思います。ですから、 毎年植え替えして土壌環境を刷新することは、この要素欠乏・過剰による生理障害を防止するにも 効果的だと考えます。

要素欠乏や過剰による症状の研究は野菜栽培の分野ではかなり進んでいて、これを参考にする と良いかもしれません。例えば東罐マテリアル・テクノロジー株式会社さんの 「欠乏の見分け方」などは シャコバサボテン栽培にも参考になると思います。また、肥料を購入時には微量要素のことも 頭の隅において購入されると良いかと思います。

  1. シャコバサボテンの培養土
  2. 私が使っているアイリスオーヤマのシャコバサボテンの培養土です。
  3. 珪酸塩白土
  4. ソフト・シリカ株式会社から販売されている「ミリオン」などの珪酸塩白土を用土に 少量混ぜると根腐れ予防になるようです。
  5. HB-101
  6. 株式会社フローラから販売されている植物活力剤です。これはかなり効き目があるように 感じます。

ライン

目次に戻る