春、津久見駅、深夜。
3月も終わり、日中の暖かさが残っている深夜3時。津久見駅に行く。
動くものがない。時間までが止まっているような空間。静寂。
あと数時間もすれば、僕の居場所までなくなってしまうほどの朝が訪れる。
僕は三脚を立て、カメラをセットし、そして変化しないだろう風景の変わり目に
シャッターを押す。
外灯ふたつ、なんと明るいことか。
ひとつふたつ、昔のことなど思い出す。
(変化のない風景はいつもそうさせるのだが。)
想い出なんていうものは、浄化され、記憶の中で美化されているように思う。
(2001年3月23日)