佐伯市から国道388号線畑野浦トンネルを抜けると、眼下に集落が見える。旧入津村の中心地
畑野浦である。江戸時代には入津湾内でただ一ヶ所大庄屋が置かれていた。
楠本浦と尾浦地区
を合わせて上入津といい、上入津中学校、上入津漁協や蒲江町役場支所があり、現在でも
この地域の中心地であることには変わりないようである。真珠養殖でその名を全国に知られることに
なったこの地区の開発は町内でも早かったといわれている。また阿蘇氏の一族や菊池氏の
遺臣間曽一族、長曽我部の遺臣戸一族が来居した地であるとされており、その姓は現在も
受け継がれている。