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植物を育てるのが苦手

「植物栽培が苦手」という人も多くて、そんな人の喩えとして「サボテンも枯らす」なんて言いますよね。サボテンは確かに水やりということでは、他の植物よりも回数が少ないかもしれませんが(種類によって違うのですが)、それゆえ難しいということも言えると思います。

とにかく水も肥料も日光もガンガン与えて育てる、というほうが楽ではないかと思っています。シャコバサボテンのように、半日陰で夏の施肥や水やりは控える、冬の休眠期もしかり、なんてことになると、スケジュールを書いていないと忘れてしまいそうですけれど。

そういうボクもはじめたばかりの頃は、年間のスケジュールを壁に貼ってました。そしてノートに細かくつけていたのです。今のほうが大雑把で「枯れなきゃ良いんだから」なんて思っているぐらいです。

花を咲かせるのが難しいのですが、育てるだけならそれほど、ということです。サボテンも育てるだけならなんとか出来るかもしれませんが、花を咲かせるとなると難しいのでしょうね。最近では100円ショップにもサボテンが売られていますが、あれを育てて花を咲かせる人はどれくらいいるのだろうか、なんていつも思ってしまいます。

シャコバも同じで、花を咲かせないのならばそれほど難しい植物ではないように思います。それに強い植物です。根腐れがあるといっても、その危険が迫ると茎節から気根を出して生き延びようとしますから。トカゲの尻尾切りみたいなもんで、枯れそうになるとその部分を切り離そうとします。

シャコバだけではなくて、着生植物は節から根を出して這うように育とうとしますよね。蔓状のもの、例えばアイビーの類とか芋類、トポスなんてのもいるいろなところから根を出そうとします。

もともと植物は強くて、身の危険が迫るとなんとか生き延びようとする力が備わっています。なにも植物だけではなくて人間も、生き物全てそうした治癒力、蘇生力があるのですが、狭い鉢の中や、野生とはかけ離れた生活をすると、そういった強さがなくなってゆくのでしょうね。

それに遠く故郷を離れて環境の違う場所で育てられているのだから、ストレスもたまるのだろうと思います。そういったストレスから弱くなっているのかもしれません。

そう考えると、植物も動物たちもかわいそうなものだと思います。そういうことをイメージしながら育てることが出来ると、もう少し気持ちが近づけるのかなあ、なんて思っています。

植物とのコミュニケーションを取ることが出来ると、その苦手意識もなくなるのでしょうが、これまたコミュニケーションってのは難しいですもんね。相手の気持ちになる、ということは、簡単そうでなかなか出来ないですから…。

カニバサボテンにカエル

どこに置いて育てるか

~室内から屋外へ~

3月

下旬には冬の休眠期からそろそろ目覚める時期ですが、まだ寒い日もあり東日本では降雪もあります。3月いっぱいは室内の明るい場所に置いて管理します。霜が降りなくなったら屋外でも良いのですが、室内との気温差が大きいと成長が遅れる場合があります。

4月

最低気温が約12℃以上になる中旬から屋外へ移動させます。屋外での置き場所は半日陰です。日光をまんべんなく株に当て均等に育てるため、鉢が一週間で一周する感じで回転させます。

5月

4月と同じ場所と方法で管理します。屋外で育てる場所がない場合は室内でもかまいませんが、室温に注意して下さい。室内ですと日光不足あるいは過多のどちらかに偏りやすいので、これも注意してください。それでも成長して行く季節ではありますが。

~涼しい場所で~

6月

これから夏の間には真昼の直射日光が当るような所には置いてはいけません。気温の上昇に伴い出きる限り涼しい場所に置きます。下旬から雨の日が多くなりますが、雨も避けて置きます。過湿による根腐れを防ぐためです。

7月

涼しい場所です。場合によっては室内のクーラーの効いた部屋に置き管理します。私の場合も室内で管理しています。この場合クーラーの冷気が直接当らないような場所に置きます。

8月

7月と同じ場所で管理します。シャコバサボテンの栽培では、春秋は遮光率30パーセント、夏は50パーセントと言われています。

~室内への搬入~

9月

9月は暦のうえでは秋とはいえ日中の気温が30度近くなる日もあります。落蕾の危険温度は25度ですから、この時期に購入した着蕾株は出来る限り涼しい場所に置きます。蕾が大きくなり、開花し始めたら場所を移動しても良いでしょう。この場合も基本は涼しい所です。そのほうが花持ちが良いからです。落蕾の危険気温は25度です。蕾が小さいほどその危険性が高くなります。 下旬頃からは花芽分化期です。夏の暑い時期に室内で管理していた株は、花を咲かせるために屋外で管理します。
(この花芽分化については「花を咲かせよう」で詳しく述べます。)

10月

花芽分化期そして着蕾期です。シャコバサボテンは短日植物ですから、日照時間が12時間以下になってから花芽を付けます。この時期、日照時間は12時間以下になるのですが、問題は外灯などの光です。この人工光にも反応しますので、日没後に電灯の当らない場所に置きます。下旬から気温も低下していきますので、低温すぎると着いた蕾が育たないことがありますので、その場合は室内へ搬入して育てます。

11月

着蕾期、開花期になります。10月下旬から11月にかけて室内へ搬入します。時期は「霜が降りる少し前」(ライチさん)「夜間の最低気温が10℃~13℃になったら」(NHK趣味の園芸)です。室内での置き場所ですが、窓際などに置くと、日中思わぬ高温になって落蕾の危険がありますので、温度差の少ない場所に置きます。また暖房器具の側に置くのもよくありません。開花株、着蕾株ともに高温になる場所は避けて置いてください。

~室内へ~

12月

着蕾期、開花期そして休眠期になります。これから春の成長期までは明るい室内に置き管理します。これからの時期は寒さと暖房による熱と乾燥に注意してください。 まだ開花してない蕾の状態の株は「シャコバサボテンを買おう」でも説明しましたが、蕾の成長を促すためにもある程度の温度は必要となりますので、低温での管理は避けて、暖かい場所で管理し開花させます。

1月

開花期、休眠期ですので部屋の片隅でもかまわないでしょう。「夜間の最低温度が5度を保てるところ」(NHK趣味の園芸)です。窓際ですとかなり温度が低下しますから注意してください。

2月

1月と同じ場所に置いて管理します。

シャコバサボテンの購入

株の購入時期

シャコバサボテンは花屋さんで年中売られているわけではありません。9月頃から 翌年の1月頃までの開花の時期に販売され、それ以外の時期では入手が困難に なります。ですから「欲しい」と思った時に買わないと、店頭から姿を消してしまう ということもあるわけです。

開花株の管理

9月下旬から10月にかけて売られている開花株を買うと、管理次第では 落蕾があります。 シャコバサボテンは環境の変化に非常に敏感な植物 ですから、買われた花屋さんの環境に近い場所で管理するのが、落蕾をさせない 重要なポイントです。特に高温と鉢土の多湿、過湿には注意して下さい。

買ってきた株の置き場所ですが、 関東にお住まいのライチさんのご意見では「気温のあがるカーテン越しには、絶対置かない事」であり、 「NHK趣味の園芸・シャコバサボテン」では「日中の温度が25度以上にならないように」との ことです。要するに「直射日光の当たらない涼しいところ」 に置くほうが良いようです。

この時期ですと最低気温も15度前後で蕾も成長して行くのですが、気温の低下する11月下旬頃 からは「涼しい場所」ですと蕾が成長しない場合があります。東日本ですと最高気温も10度以下の 日が続くと思います。そうなりましたら、少し暖かい場所でないと蕾が成長せずに開花しません。 この時期に蕾が大きくならないという状態でしたら、暖かい場所に移動してみてください。

◆蕾の状態で購入した、ゴールドチャームの開花の様子です。

ゴールデンチャーム1

ゴールデンチャーム2

~画像をクリックすると高画質でご覧いただけます。~

10/07 購入。室内の窓から少し離れた直射日光の当たらない明るい場所に置く。一番大きい蕾は45mm、5mm以下の小さいものもある。

最高気温28度、最低気温17度、湿度60%

10/10 購入後はじめての潅水。一番大きい蕾が開いていってます。花の色がはっきりとお分かりになると思います。我が家ではまだクーラーが作動中。

最高気温27度、最低気温16度、湿度45

10/12 開花。咲きました。大きめの花。金色の花弁にピンクの雌しべが、なんともエキゾチックな感じです。次から次へ蕾が大きくなっています。

最高気温26度、最低気温18度、湿度60%

これぐらいの気温だと蕾から一週間ほどで開花に向かいます。低温になるにしたがって、開花速度も落ちてきます。

株の選び方

購入時期で書いたように、ほとんどの人が蕾あるいは花が咲いている状態で シャコバサボテンを買うと思います。それも蕾の状態、あるいは満開に至ってない 状態だろうと思います。蕾の状態で買われる株について注意したいのは、やはり落蕾です。 蕾が小さいほど環境の変化や気温の変化の影響をうけて落蕾しやすいので、 (1)蕾の大きいもの を、またひとつの茎節にあまり多く蕾が付いているものも落ちやすいので (2)ひとつの茎節に多くても3つの蕾のもの を選んだ方が良いようです。

そして(3)葉の色が良く元気の良いもの、 (4)株がしっかりしているものを選ぶように して下さい。(3)(4)についてはどの植物にも言えることだと思います。

株の大きさですが、あまり大きいと管理も難しくなります。1鉢に十数株植えていてるものも 目にしますが、買われた年に見るだけならかまいませんが、翌年も育てて行くとなると 根詰まりや根腐れの原因にもなります。

4号鉢に3株ぐらいが育てやすいのですがそれですとどうしたも貧弱に見えるので、 株数を増やしたり、寄せ植えにして大株に仕立てていたりします。このまま育てて行くと、 根詰まりや根腐れによって何株かが枯れてしまいます。この対処方法については 「植え替え」で説明したいと思います。

翌年の開花時期

購入した株を翌年も育てて、購入した時期に花が咲かないということがあります。 これは生産者の方が開花調整を行って市場に出荷しているためです。自然栽培していると 短日になり気温低下などの条件が揃わないと着蕾しないので、12月頃から咲き始める ものがほとんどです。上記ゴールドチャームも12月中旬から開花します。ですから 慌てずに少し待ってみましょう。

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