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シャコバサボテンQ&A回答編(2)

11・根が黄色くなり腐っている

根腐れです。それまでに色々な症状があり、それで根を調べたのでしょう。鉢土から抜いているでしょうから、腐っている部分は捨てて植え替えましょう。また広範囲や株全体が腐っている場合は、挿し芽を行い株の更新を行います。回答編(1)の<10< 鉢土からの異臭 も参照して下さい。
根腐れは水のやり過ぎによる鉢土の過湿や、肥料濃度が高い場合、根詰まりによる場合などの原因で起こります。また季節に関わらず起こりますので、注意が必要です。このサイトの「水やりの方法」「植え替え」「土・肥料について」「挿し芽の方法」などを参考にしてください。

■関連ページ>>>水やりの方法/ 植え替え/ 土・肥料について/ 挿し芽の方法

12・葉の色が変わった

シャコバサボテンの葉の色が変わるというのは水、肥料、そして日光という植物の生育に必要な要素が多いか少ないかという場合に起こります。葉色が赤味を帯びていて紫色に近くなっているものは過湿による根腐か、水不足(この場合、根腐れによる給水不全も含みます)が原因の場合が多いです。要するに水に起因するものです。また葉色が薄い場合は肥料不足が原因か、水分不足の場合です。いずれにせよ水やりや施肥、置き場所などが適切ではない場合に起こりやすいです。根腐れの場合は上記「<11>根が黄色くなり腐っている」を参考に処置してください。肥料不足の場合は薄い肥料から施していきます。慌てて一度に濃い肥料を施すと根腐れを起こしますので注意が必要です。
また元のほうの茎節が茶色く硬くなるのは、株が古くなり茎節が木質化したものですから、病気ではありません。

■関連ページ>>>水やりの方法/ 土・肥料について

13・暑い時期の水やりと施肥

水やりは乾かし気味にします。暑い時期の水のやり過ぎは根腐れの原因となります。鉢土は乾かし気味にして出来るだけ涼しい場所に置きます。また、肥料も施しません。置き肥の場合は7月中旬には取り除くなどして、肥料効果が残らないようにします。

■関連ページ>>>水やりの方法/ 土・肥料について

14・9月初めなのに開花株が売られている

これは開花調整したものです。開花調整とは花を咲かせる条件を人口的に揃えてやり、開花時期を早めたりすることを言います。開花する条件はなど詳しくは 「花を咲かせよう(花芽を育てよう)」 をご覧ください。

方法としては「山上げ栽培」と言って、平地が暑い夏に高地に株を運んで育てる方法があります。山上げ栽培については岐阜大学、福井教授の 「戦場ヶ原の山上げ栽培」 に詳しい説明がありますのでご覧ください。

また最近、四季咲きのシャコバサボテンが開発されたようで 桜ガーデン さんのサイト見ることができますし、販売もしてます。

■関連ページ>>>花を咲かせよう(花芽を育てる)

15・買ったばかりの株の蕾が落ちた

シャコバサボテンは環境の変化にとても敏感な植物で、蕾が小さい程生育環境の変化の影響を受けやすく蕾が落ちるようです。特に購入された株が開花調整されたものであれば、自然開花の時期よりも早い開花ですので、高い気温により落蕾しやすくなります。

対処法としては、(1)購入時に蕾の大きいものを買う(2)出来るだけ涼しい場所で育てる(低温すぎると蕾の成長障害を引き起こしますので注意してください)などです。詳しくは「シャコバサボテンを買おう」の株の選び方をご覧ください。

■関連ページ>>>シャコバサボテンを購入

16・室内へ取り込む時期

10月下旬から11月にかけて室内へ搬入します。時期は「霜が降りる少し前」(ライチさん)「夜間の最低気温が10℃~13℃になったら」(NHK趣味の園芸)と、地域差などで少し時期がずれてくるかと思います。時期的に昼間の温度が20℃を超える日もありますので、室内に取り込んでも置く場所には十分注意します。特に蕾が着いたばかりの株は落蕾しやすい時期ですので、できるだけ涼しいところで寒くない場所での管理となります。

■関連ページ>>>どこに置いて育てるか

17・蕾が着きません

蕾が着き花が咲くには「短日」「温度」「茎節の熟成」の三要素が揃わなければいけません。詳しくは「花を咲かせよう(花芽を育てよう)」をご覧下さい。

■関連ページ>>>花を咲かせよう(花芽を育てる)

18・蕾が着く葉と着かない葉があります

上記回答<17<で書きましたが、蕾が着き花が咲くには「短日」「温度」「茎節の熟成」の三要素が揃わなければなりませんが、この場合蕾が着いているので「短日」「温度」の条件は揃ったのでしょう。蕾が着かない葉があるということは「茎節の熟成」したものと、しなかったものがあったと考えられます。熟成したものとは、発芽から40日以上過ぎた茎節ですから、それに達してない茎節にはこれから着くということになります。茎節の熟成度を一定にして、開花を揃えるために秋に芽摘みをおこないます。

■関連ページ>>>花を咲かせよう(花芽を育てる)/ 春の摘葉と秋の芽摘み

19・蕾が大きくなりません

蕾が着く頃から気温が下がってきます。そして室内へ取り込みが始まります。この時、今まで育てていた屋外の気温と室内の温度差が大きいと(室内のほうが高いと)蕾が落ちます。かといってあまりにも低いと蕾が成長しません。蕾が成長したものが花ですから、成長に適した環境に置かないといけません。ですから10℃ぐらいの温度がないと蕾はなかなか開花に向かいません。暖かい地方ですとこのような状況よりも落蕾のほうが多いのですが、寒い地方での栽培では寒さにより蕾が開花しないということが起こるようです。

また室内へ取り込む時期が遅くなってしまって、冷害にあってしまったということもありますので、取り込む時期についても注意しなければいけません。

気根が出てきた時の対処法としては、植え替えて鉢土の通気性や排水性をよくしてあげることがあげられますが、春以外の植え替え時期を逃した場合は、鉢土の表面を少し耕して通気性や排水性を高めます。また珪酸塩白土製品のミリオンなどを表面にばら撒きます。その上で同じく珪酸塩白土製品のハイフレッシュを水やりのときに使用します。

■関連ページ>>>花を咲かせよう(花芽を育てる)/ どこに置いて育てるか

20・白い花の株にピンクの花が咲いた

ホワイトクリスマスと言う白い花を購入した。翌年なぜかピンクの花が咲いた?花色の変化はどうして起きてしまったのでしょうか。白色の花には良く見られる現象です。

【例】スノーフレークは、花の中心が、ピンク色をしております。光量が、少なくなる程ピンクが濃くなるようです。原因は、明らかでは、ありませんが、一般に花芽分化後の生育温度が低いのが原因と思われます。通常(市販)は、夜間の温度が15度を保っているのに対して自然環境においては、気温が低下しているのです。どうしても低温期間が続いていまいます。他の品種ならそれでも綺麗に咲きますが、白花のみに関しては、着色してしまうのです。そこで、どうしても咲かせたい人は、花芽分化後の温度を高めに保って管理してみましょう。(ライチさんのワンポイント・テクニックです。)

植替え

植え替えの目的

「どこに置いて育てるか」では温度・湿度・遮光率・日照時間などのおもに外側の環境に ついて述べてきました。この項では、土の中で外からは見えない根の環境についてどうするか を述べます。

我々人間の場合もそうなんですが、成長と環境というのものは密接に影響しあっています。 元来、着生植物であるシャコバサボテンの根は、木や岩の上に根を張り 四方八方自由自在に成長できたのですが、日本の風土環境での栽培を容易にするために 狭い鉢の中に押し込められ土に覆われてしまったのです。シャコバサボテンの 栽培で一番注意しなければならないことは「根腐れ」だということは、この根の成育環境 の大変化を考えれば当然のようにも思われます。

その土ですが、水や肥料、薬剤などで一年もすれば本来求められる効果を失っています。 あるいは土というよりも泥といっていいようなものもあります。これが根に良いわけがありません。

また、狭い鉢の中に押し込められた根は行き場をなくして、絡み合って鉢いっぱいになっていて 根腐れしてもしかたない状態になってしまっています。このような悪い環境を改善するために 植え替えを毎年行います。他の鉢植え植物では「根が張りすぎてしまった場合に植え替える」 などと言われますが、シャコバサボテンでは毎年行うことによって、根を本来の成育環境に 近づけて根腐れを予防します。

植え替えの時期

シャコバサボテンが冬の休眠期から醒め、成長しはじめてから少し過ぎたあたりが 一番良いようです。成長をはじめたばかりの頃ですと、出鼻をくじかれるのかその後の 成長に障害がでる場合もあります。夜間の気温が15℃になる4月中旬から下旬が 最適だと言われています。

植え替えの方法

シャコバサボテン5_2.JPG

用土は乾いた状態で行います。(植える時は用土を湿らせます。) まず根鉢を出来るだけ崩さないように鉢から抜き出します。

鉢底の水抜きの穴を押すとそのまま抜ける場合がありますが、 根が張りすぎて抜けにくい場合は鉢に沿って割り箸などをいれて、鉢と土の間をあけます。 プラスチック製の鉢でしたら、鉢を押すようにして、根鉢を柔らかくしてから抜きます。

しゃこばさぼてん5_3.JPG

根鉢の土を、半分ほど落とします。このとき根を痛めないように注意します。割り箸やゴルフのティー などで少しずつ落としていきます。 からまっている根は解くようにします。あまり時間をかけすぎますと 根が乾いてしまいますので注意します。

長い根は切り詰めます。ハサミは念のために消毒したほうが良いでしょう。 腐ってヌルヌルした根がないか、臭くないかなどを確認しながら作業します。 もしあったらその部分は根元から切り取るか、その根のついている株は捨てます。 ダメージが大きいようでしたら、挿し芽をして株の更新を行います。

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鉢に、ごろ石を敷いて根鉢を入れます。その隙間に新しい用土を詰めていきます。 (用土については「用土・肥料」ご参照ください) 他の鉢植え植物では植え替えの度に一回り大きい鉢を使っていきますが、 シャコバサボテンの場合は株自体がそれほど大きくならないので、鉢と株の バランスを考えて同じものに植え替えたりします。

用土は湿らせたものを使います。市販の「シャコバサボテンの土」を未開封で使う場合は 湿っているので良いのですが、そうでない場合は乾いてしまっている場合がありますので、 根を痛めないためにも必ず湿った状態にして使います。

用土を入れたら割り箸で隙間のないように詰めます。この時も根を傷つけないよう注意し、 あまりギュウギュウに詰め過ぎないようにします。

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以上植え替えが終わったら水をやり、あまり暑くならないところで管理します。この時期 直射日光下ですと思わぬ高温になったりしますので注意します。また夜間は低温に なったりしますので、夜間は室内に取り込むか、最低気温が12℃~15℃以上に落ちついてくるまで 室内で育てるようにします。

根を切り詰めて株が弱っていますから肥料や薬剤は2週間は施しません。

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