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シャコバサボテンの栽培

関連リンク・参考文献

タキイ種苗株式会社
タキイ種苗株式会社のサイト。農業、園芸用語集は便利です。
サカタのタネ
タネ・苗・園芸用品、オンラインショップの品揃えは豊富です。
東罐マテリアル・テクノロジー
微量要素について参考にさせてもらいました。
日本園芸協会
毎月更新される「季節の園芸作業」は参考になります。
株式会社リード商事
園芸、生花資材の卸し問屋さん。オンラインショップもあります。
株式会社ハイポネックスジャパン
園芸肥料「ハイポネックス」「マグァンプ」の会社です。
肥料について悩んだらここにおじゃましてます。
ソフト・シリカ株式会社
水質浄化、土質改善、腐敗防止、静菌等に効果があるといわれる
珪酸塩白土製品の会社です。
アイリスプラザ
シャコバサボテンの培養土を販売しているネットショップです。
株式会社フローラ
植物活力剤HB101の販売元です。
桜ガーデン
四季咲きのシャコバサボテンを販売されています。

「シャコバサボテン」
平城好明 著 NHK出版
「家庭園芸栽培大百科」
江尻 光一ほか著家の光社

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花の画像を使わせていただいています。

その他
自立生活サポートセンター もやい
反貧困でつながろう
自殺予防総合対策センター
トヨタ期間従業員に行こう
ビッグイシュー日本版
反貧困でつながろう

カニバサボテン(かにばさぼてん)

かにばさぼてん

「はじめに」ででも書きましたが、これはこれは原種カニバサボテンの一種で、大正6 年頃日本に入ってきたそうです。シャコバサボテンに似ているのですが、茎節の突起が シャコバサボテンのように鋭くなく丸みを帯びています。

形状の違いと開花時期が1月~3月とシャコバサボテンよりもカニバサボテンのほうが 遅いです。またシャコバサボテンよりも幾分寒さに強いと感じられます。

昭和30年代から50年代には、九州の太平洋側の所謂無霜地帯といわれる地域では よく路地で栽培されていました。

育て方はシャコバサボテンと同じで良いでしょう。ですから「シャコバサボテンの栽培」 をご覧になられて管理してください。

毎月の管理

休眠期

1月

この時期は開花着蕾期でもあります。 開花中の株は暖房器具の直射熱や窓際の直射日光 を避けて、なおかつ低温にならない場所に置きます。窓際は昼夜の温度差がありますので、 注意して下さい。 花が終わった株は休眠に入りますので肥料は施しません。水やりも控えめにします。

「水やりの方法」 「どこに置いて育てるか」 を参考にして下さい。

2月

花も終わり休眠中の株は1月と同じように管理します。寒い季節にもっとも重要なことは 低温から株を守るということです。部屋の中でもドアの近くや窓辺などは氷点下になるような 場所は避けて置くようにします。

3月

下旬ごろから成長期に入ります。それまでは1月、2月の管理と同じです。最低気温が12℃~15℃ になったら成長期の管理を行います。施肥もこの温度を境に再開しますが、4月に植え替えを行い ますので置き肥はせずに薄めの液肥を施すようにします。

成長期

4月

成長期ですので施肥をします。植え替えまでは液肥だけです。最低気温が12℃~15℃以上に なったら「植え替え」「摘葉」を行います。 また同じ頃に室内から屋外の半日陰の場所へ移します。 植え替えが終わったら置き肥もします。病害虫がつきにくい植物ですが、予防薬の散布も 行うと良いでしょう。

5月

気温の上昇にともない鉢の中の温度も、午後の直射日光下ではかなり高くなる季節です。 これからは半日陰での管理になります。水やりも鉢土の表面が乾いたらおこないます。 植え替えや摘葉が終わってない場合は出きるだけはやく行います。

6月

中下旬から梅雨になり蒸し暑い季節にはいります。雨を避けて屋内や軒下などの 雨に影響されない場所での管理になります。根腐れの原因は鉢土の高温、過湿ですので これから9月初旬まではできるだけ涼しい場所での管理を行います。

成長不適期

7月

シャコバサボテンにとって最悪の季節の到来です。成長不適期は根腐れの原因になりますので 肥料も止めます。置肥も取り除きます。涼しい場所を探すのも難しくなります。クーラーの効いた 部屋の中が最適な場所ですが、その場合は直接クーラーの冷気に当らない場所に 置きます。

8月

7月と同じです。お盆休みなどで家を留守にする場合、室内に置いている鉢は 屋外の涼しい場所へ移動します。この時日が当らなくても、とにかく涼しい場所 ということだけを考えます。この成育不適期から蕾が着くまでは水のやりすぎに 注意し、鉢土を乾かし気味にします。

開花着蕾期

9月

初旬はまだ暑い日が続きますので、成育不適期と同じ管理をします。いよいよ中旬からは 花を咲かせるための管理に移行します。鉢土は乾かし気味にし、芽摘みをして、短日の場所に置く のですが、詳しくは 「花を咲かせよう」「春の摘葉と秋の芽摘み」 を参考に作業をして下さい。

この月に出始める開花株を買われたら出来るだけ涼しい 場所に置いてください。

10月

蕾が着くまでは9月の管理ですが、着蕾後は蕾を育てるために基本も水やりを行います。 肥料は施しません。 着蕾後、蕾が大きくなるまでは落蕾の危険性がありますので、栽培環境を変えないようにします。

11月

日毎に寒さが増してきます。屋外から室内への搬入時期をいつにするかは 「どこに置いて育てるか」を参照して下さい。 今月からは寒さ対策を考えます。着蕾した蕾が成長するのにはある程度の温度が必要ですので、 外気温が低すぎる場合は早めに室内へ移動し育てましょう。

12月

蕾が着いてない株は引き続き短日での管理を行います。室内への搬入が終わっていて、 室内灯などで短日にするのが難しい場合は人工的に短日処理を行います。 (短日処理は「花を咲かせよう」をご覧下さい。) 花が終わったら休眠期になりますので、休眠を誘導するためにも 水は控えめに、施肥はしません。

花を咲かせよう(蕾を育てよう)

着蕾と落蕾

花芽分化を無事に終えた茎節にはしばらくすると蕾が着きます。蕾が着いたら 花芽分化に必要だった短日などの条件に関係なく蕾は成長していきます。ある程度の 温度があるほうが成長するようです。蕾が小さい時期には環境の変化を受けやすく 蕾が落ちることがありますので、ある程度の大きさ(下の写真ホワイトベル の11月2日ぐらいの大きさ)になるまで置き場所を変えないようにします。

霜が降りる恐れがある地方で、どうしても屋内へ移したい場合などは、急激な環境 の変化(この場合は温度です)を避けて、すずしい場所に置くようにします。これ までは控えめの水やりでしたが、着蕾後は普通の水やりに戻して蕾を育てていきます。

下の写真の3番目ぐらいの大きさになると落蕾の心配も少なくなり、 後は開花を待つばかりとなります。開花後は涼しい場所に置いたほうが 花を長く楽しめまが、あまり低温になる場所では株が痛みますので 最低でも5℃を保てるところに置きます。また、暖房による熱と乾燥にも注意します。 花がらはこまめに摘み取るようにして、株や鉢の上で腐らさないようにします。

蕾の成育過程(ホワイトベル)

ホワイトベル1 ホワイトベル2

(左)10月20日(右)10月25日

ホワイトベル3 ホワイトベル4 ホワイトベル5

(左)11月2日(中)11月10日(右)11月13日

蕾の成育過程(スーパーケニガー)

スーパーケニガー スーパーケニガー

(左)11月10日(右)11月22日

スーパーケニガー スーパーケニガー スーパーケニガー

(左)12月1日(中)12月4日(右)12月14日
画像をクリックすると高画質でご覧になられます。

挿し芽の方法

挿し芽の目的と時期

株を増やすためや株の更新のためにさし芽を行いますが、特に株が古くなったり 購入された開花株などは根詰まりの状態にあり、根腐れによる枯死を起こしやすい 傾向にあります。毎年行う植え替えだけでは根詰まりを完全に解消することは難しい ですし、成長不適期に突然の根腐れによる株の損失を防ぐためにも挿し芽を行い、 大切な株を守っていきます。 通常の挿し芽の時期は摘葉した茎節を使いますから、新芽の出始める成長期の初期、 4月初旬以降になります。

挿し芽の方法

挿し穂(さしほ)の準備

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挿し芽に利用する挿し穂は、春に行う摘葉で出た茎節を使います。 写真のように一株でかなりの量を摘むことになりますので、これを利用します。 摘んだ直後に挿し芽してもかまいませんが、日陰の涼しい場所に一日置くことによって 根を出そうとする体質に変わり、発根しやすくなるようです。

<関連ページ>>>春の摘葉と秋の芽摘み

土に直接挿す方法

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茎節の半分を土の中に埋める感じで穴を掘って、その中に挿します。 発根時と成長期の土壌環境を変えたくないという理由から、使用する土は植え替えに 使うものを利用していますが、「挿し芽用の土」等の少し保水力のあるものの方が良い かもしれません。しかし過湿にすると発根する前に茎節自体が腐ってしまう場合もあります ので注意して下さい。直射日光の当らない場所に置いて管理します。

1の写真は6本並べて挿したものです。市販されている株はこれぐらいの密度で植えられているものが 多いです。それというのも生産者は挿し芽してからあまり時間をかけないで商品化しなければならな いだろうからと思われます。

2と3の写真は3本を少し間を空けて挿したものです。1のような密度で植えて育てると、 数年たつと根詰まり状態になってきますので、初めは少し貧弱に思えるぐらいの感じで育てて いくことをおすすめします。また3のようにペットボトルを利用した鉢を利用すると発根する 様子が分かります。

水苔を利用する方法

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水分を多く含みやすく通気性に富み、抗菌性があるために挿し芽自体が腐敗しにくいという ことと、発根後の移動や株姿を維持しやすいという理由から挿し床に水苔がよく利用されています。

方法は3本づつまとめて1組にします。まず各茎節間に隙間を作るために、間に水苔を一本入れて 重ねていきます(写真1~3)。そしてそれをまとめるようにして、もう一度水苔で包み、 最後に輪ゴムで軽くとめます。(写真4)3本1組にしたものを3つ作り(写真5)、それを1鉢分として ビニールポットなどに入れておきます。(写真6)

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直射日光の当らない涼しい場所に置いて、乾かさないようにします。土と違って水分量が 分かりやすいというのも水苔の良いところです。また写真7のように、水苔の挿し床に そのまま挿す方法もあります。いずれの方法も発根するまでは施肥はしないで管理します。 また商品名「ルートン」などの発根促進作用のある植物ホルモン剤を使用する場合は、 水に流れないように注意しなければなりません。

発根後の鉢上げなど

約1ヶ月後に発根します。根がでるまでは肥料は施しません。成長期ですので、新芽が出てきたら 発根したと思っていいでしょう。

土に直接挿した場合は、そのまま利用したビニールポットで育てて次ぎの年の春に植え替えをします。 成長の度合いによっては秋の成長期に一回り大きい鉢に植え替えてもいいでしょう。また秋には 蕾を着けるものも出てきますが、株を大きくするために蕾は取り除いたほうがいいと思います。 ですから秋の芽摘みはしません。

水苔を利用したものについては秋の成長期に鉢上げをします。約2ヶ月間の成長期に 土で育て、冬越しをさせるというのが一般的なようです。 それは暑い夏を前に、根を痛めるような作業はしたくないということからだと考えます。しかし 発根後しばらくしてから鉢上げして、涼しい環境で育てるのもいいかと思います。

用土については 「用土・肥料について」をご覧になってください。 どのように植えるかについては一本づつ挿したものも、三本まとめて水苔に包んだものも、 上記「土の直接挿す方法」の写真2のように3方向に向けて挿すといいでしょう。 株が育って大きくなったのをイメイジして植えるといいかと思います。

秋に鉢上げしたものは次ぎの年の春の植え替えはしないで、そのまま育てます。また どの季節においても、病気などで緊急をようする株の更新をしなければならない場合は 上記の方法で行い、成長期に準じた環境の元で管理するようにして下さい。

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